2000年4月入社生鮮本部 水産二部 マグロチーム 市ノ木 健さん

先輩社員 中堅

「おいしい!」のために、世界中にある食の点を線で繋ぐ

2000年4月入社生鮮本部
水産二部 マグロチーム
市ノ木 健さん

エビのスペシャリストとして海外へ

主にエビの輸入を担当し、インドネシアとタイを中心に東南アジアのエビを買い付けてきました。インドネシアには2ヶ月に1度の頻度で出張し、長ければ1ヶ月半も現地に滞在していました。タイはバンコクの駐在員事務所に出向し、気づけば様々な天然・養殖エビ、それらの加工工場を訪れ、10年以上もエビに囲まれていました。最初は現地の言葉が分かりませんでしたが、会社のサポートから外国語を勉強し、現地ではその国の常用語を使いながら仕事をしていました。

海外の経験から思うのは、日本との考え方の違いに対する驚きです。文化が異なるからこそ、海外に赴いて商品、環境を実際に見て直接交渉をしなければいけません。「どうしてマイペースなんだろう?」と疑問に思っても、実際に現地を訪れることで「この土壌から生まれている文化なんだな」と理解が深まります。世界中の食材を扱う東邦物産では海外にふれる機会は珍しくなく、貴重な経験を積むことができます。

市ノ木 健さん

仕事を通じて実感する社会貢献

もともと食べることが大好きなので食品に携われていることが単純に嬉しいですが、一方で食品は人間にとって必要不可欠なものですから、自分の取り扱う食品を人々が口にして「おいしい!」と感動してくれることに喜びと責任を感じます。

日本は飢えていない国ですが、ジャンルによっては食料自給率が低いことがあります。その場合は海外から新たな食品を輸入することが重要になってくると捉えています。私は2014年にタイから帰国して以来、マグロの買い付けを担当していますが、マグロは日本の近海では減少していると言われている中、大西洋では資源が回復していて300、400キロ級の大きなマグロも多く泳いでいます。そういった地域から新たに輸入するための販路を作り、食品を安定供給していくんですね。美味しいものを食べたいという欲求に応えていく上で、私たち東邦物産は三井物産グループとして国内外に多くのチャンネルを持っているので、これからも世界中の点を線でつないでいきたいと思います。

市ノ木 健さん

仕事のやりがい

食材を通じて様々なことを経験できる土壌があるのは非常に魅力的です。海外経験だけでなく、国内にも新しいことを身につけられるチャンスはあります。現在従事しているマグロの世界はお客様・サプライヤーともに職人の世界で、独特の雰囲気のある業界です。

事前準備を整えたつもりで臨んだはじめての現場の加工作業は、聞いていた以上に衝撃的な経験で翻弄され続けました。巨大なマグロが次々と水揚げされ、加工されていく姿と、マグロの見た目で脂が乗っているかどうかを判断できる目利きに驚き、職人的に仕事をされている業界の方々への尊敬の念と、自分もそうなれるのか不安を覚えたのをよく憶えています。食品の世界は奥が深いですね。プライドを持って仕事をしている人たちがいることを思い知る度に、自分はまだまだだなと痛感しています。